事務所の大きな窓から
茜色の夕日が海に沈んでいくのが見える。
そして
コーヒーをすすりながらつぶやく。
「今日もよく働いたな」
私は設計の仕事をしていて
海の近くの丘に事務所を構えている。
白シャツがよく似合う美人な女性アシスタントが3人もいて
その中でも一番の美人が私の恋人である。
今日は彼女と近くのイタリアンでディナーだ。
・・・・・。
これは
就職するのが嫌すぎた学生時代の私が行っていた、
イメージトレーニング。
※馬鹿げた妄想ともいう
このトレーニングのおかげで
就職するのが更に嫌になったのは言うまでもありません。
もともと
同じことの繰り返しが苦手な私は、
小学生〜高校生まで
「学校行きたくない、つまらん」
と思っていて
毎日毎日、同じ時間に起きて
同じ場所へ向かうことにうんざりしていました。
今になって思えば
同じ時間に同じ場所に行くだけで
毎日が同じな訳がありません。
学問や人間関係を通じて
少しづつ成長していることに
愚かな私は
気づけていませんでした。
しかし
今の私なら同じ失敗はしない。
就職活動も精力的にやるはずです。
なので、もしも
もう一度人生をやり直せたら
今度はきっと
夕日が見れるところで美人に囲まれて仕事をしている
のではないかな・・・。
ということで
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